春で朧でご縁日
11.
「なによ。まだ怒ってるの?」 ナミが呆れたように言う。ルフィはむっつりと黙ったままだ。こんなルフィは初めてで、ナミもサンジも、実を言うとビビも少し驚いていた。 「・・・おれのこと信じてねェみたいだ」 そしてルフィは拗ねていた。ナミもサンジもルフィ一人じゃ心許ないとか思っていたのだ。きちんとルフィを信じて送り出してくれたのはゾロ一人だというわけで、ルフィはなんだかおもしろくない。それにナミになにかあったらそのゾロに合わせる顔がなくなってしまうじゃないか、ともルフィは思うのだ。 「しょうがないでしょ。私の宝がかかってるんだから。あんた一人の問題じゃないのよ?」 ナミは尚も言い募る。その言い分はナミらしくてルフィもあきらめた。それこそ来てしまったものはしょうがない。ただ、宝はビビのものであってナミのものではないはずだが。 「もういいよ。おれがまとめて守るから。ビビもナミもサンジも」 「あら、男前ねー。それでこそルフィよ。惚れ直すわ。」 ナミが調子よく言うと 「ナミさんを守るのはこのおれですよっ!惚れ直すならおれにしてくださいっ」 「サンジくんには元から惚れてないから惚れ直すのは無理よ」 馴染んだやり取りに心強くなったのは確かだが、ナミと一緒にいると、やたらとゾロを思い出してしまって、会いたくなってしまうのが困りモノだ。ルフィは弱気な自分を振り払うべく頭を振る。ゾロは自分を待つと言ってくれたのだ。弱気になってる場合じゃない。あの男の信頼に、自分は応えなくてはいけないのだ。 「な、サンジ」 「なんだよ」 「あれ、なんだろ」 ルフィの指差す方向にサンジは顔を向けて、それから顰める。日差しのなかに出て、はっきりと姿が映し出されたそのものは、うろこのようなものに覆われて、小川のほとりに立っていた。 「蛇のようで蛇じゃねぇ、蜥蜴・・・にしちゃぁ、2本足で立ってるな」 「トカゲが立つにしてもあんな風じゃねェだろ?」 ルフィが呟くとビビがその動物の動きを見まもりながら、 「あれは、蜥蜴の一種です。なかなか利口で人にも慣れます。走るのが速いので、城でも伝令として使っていました」 「走るのか!?面白そうだ!」 「ビビちゃん、いろいろと思い出してきたようだね。放っておいてもいいのかな?」 「はい。特に人に害を成す動物ではありません。」 トカゲはこちらを少し気にしていたようだったが、やがて雑木林の方に消えていった。二本足で駆けていくのを見てルフィは大変面白がった。 「お待ち遠さま。そろそろ出立しましょうか」 うしろでロビンの声がした。振り返ってみると、尼の一人が一頭の馬の手綱を取っていた。その上にはロビンが座っている。よく見てみるとそれは馬ではない。背中に大きなこぶがある。 「こりゃロビンちゃん、らくだじゃねェか?」 「らくだ?」 「馬の化け物みたいな異国のけだものだ。」 サンジの説明にルフィはそのらくだを見遣る。やはり、ここはルフィの住んでいた場所からずいぶんと離れているようだ。まぁ、あの世なんだからなんでもありなのだろうが。 「ビビさまと師匠はこちらに。」 ロビンが言うと、尼がもう一頭、らくだを引いてきた。左右に腰掛のついた荷台のようなものを背に乗せたらくだは、いかにも頑健そうだった。ビビは頷いて、荷台の木枠に手をかけると身軽に腰掛に乗った。ナミはサンジが抱き上げて、反対側の腰掛に乗せた。尼たちは二組に分かれて、二頭のらくだの前後を固めた。 「今日だけは少し無理をします。夜通し歩くことになるかもしれません」 ルフィは頷いた。
尼たちはもくもくと歩き続ける。ルフィにしてみたら、見るもの見るもの、初めて見るものばかりで、そんな場合ではないのだけれど、わくわくしてしまう。目に付いた、不思議なものを見るたび、ビビやロビンに説明を求めるため、一行が静かだったとはとても言えない。木の上を飛ぶ白い鳥は悪い鳥で、旅人の荷物を奪うこともあるということで警戒が必要だとも聞いた。 「いろんなのがいるなー。さっきのトカゲも見たことねェ。」 「ほんと。見世物屋にいい値で売れそう。」 ルフィとナミがそれぞれ感想を口にする。 「ルフィ」 ロビンが先のらくだから振り返った。 「トカゲを見たと言った?」 「おぅ。二本足で走る奴だ。おもしろかったぞ」 ロビンは首を傾げる。 「どうした?」 「気にしすぎかもしれないけれど、あの辺りにトカゲはいないはずなの。いたとすれば人に馴らされたもの。馴らした者が近くにいたはずです」 「あのトカゲを使って、わたしたちを見張っていた、ということ?」 「その恐れもあるわ。用心した方がいいのかもしれない」 と言ってからロビンは声を高めた。 「この辺りで一休みして、中食にするつもりでしたが、先を急ぎましょう。中食は歩きながらでもできる」 頭上の太陽は、金色に輝いて、木々の間に光の筋を作っていた。 「ロビンちゃん、狙われる心当たりでもあるのかな?」 サンジはロビンに聞くと、ロビンは首を振って 「いいえ。ですが、この辺りには賊が現れますから用心に越したことはないでしょう」 山に出る賊を山賊。海に出る賊のことを海賊という。では林の中に現れる賊のことはなんと言うのだろう。ルフィはどうにも緊張感のないことを考えていた。
一同は道を急いだ。先頭に立った尼だけが、小型のがんどう提灯で足下を照らしていた。もっとも空には月が明るい。林の間をつたう道にも、おぼろに月の光はこぼれていた。 ルフィは見上げると、なんだか子供の頃を思い出した。眠る前に誰かが聞かせてくれた人間と友達になりたがっているおばけの話を思い出したせいだ。そのおばけは、人間の姿をしているのだけれど、小さくて、羽が生えていて、妖術が使えるのだそうだ。そしてその妖術を使って人間にいたずらしたりする。なんと言っていたか。妖術じゃなくて・・・ 「魔法・・・だ」 おばけじゃなくて妖精、と言ったか。その妖精が出てきそうな雰囲気なのだ。 「どうかした?」 ロビンに声をかけられる。 「うん。ここにはようせい、とかもいるのか?」 ロビンが不思議そうな顔をした。 「あなたの住んでいる場所には、そんな言葉はまだないはずだけど・・・」 「そうなのか?でも聞いたことあるぞ?いろんなモノの中にいるんだろ?」 「そうね。きっとあなたのところでは、霊とか、神とか呼ばれているものでしょう。その話は誰から?」 「それが覚えてねェんだけどな。うんと小さいときに聞いた気がするから、父ちゃんとか母ちゃんとかかもな」 ロビンは少し微笑んで、 「ひょっとしたら、あなたも元はこの世界の住人だったのかもしれないわね」 「そうかな?なんにも覚えてねェけどな。」 ルフィは気がなさそうにそれだけ呟いた。綺麗な月の道筋を見て、今ここにいない人間のことを思った。見せてやりたいなぁと、ぼんやり思ってうしろのらくだを振り返った。ビビもナミも目を閉じているようだった。ルフィは少し笑った。休めるときに休んでおいた方がいい。 「サンジは平気か?」 「あぁ。美女に囲まれて悪くねェ道行だ。一晩二晩くらいどうってこたァねェ。それよりロビンちゃん、眠らなくても平気かい?」 「えぇ、わたしは大丈夫」 にっこりと微笑まれて、サンジの顔が崩れた。ルフィは小声でサンジに話し掛ける。 「サンジはロビン好きなのか?」 「もちろん。おれは美女は分け隔てなく大好きだ」 ある意味迷いがない。 「じゃぁ、宝が見つかって、もしロビンとビビがケンカになったら、サンジはどっちにつくんだ?」 「・・・さぁねぇ。その時になってみねェとなァ。できりゃそんな事態にはなってほしくねェってのが本音だが。選ばなきゃならねェ時が来たら、たぶん、考えるより先に行動してるだろうな。今考えたってしょうがねぇ。」 ひょっとしたらサンジが敵にまわることもあるということだろうか。けれどルフィもサンジと同じように、ロビンとビビが争うようなことにならなければよいな、と思い始めていた。 空はだんだん明るくなって、頭上に明けの明星がきらめいていた。寒さがつのって吐く息が白い。けれど日の光が差し始めると、息は目立たなくなった。どこかから水の音が聞こえてきた。その水が岩場にたまって小さな淵になっているところで、一同は朝食をとった。らくだも水を飼葉を食べて、水を飲んでいた。ルフィは馬に乗ったこともないし、らくだに至っては見るのも初めてだから、興味がわいたけれども、見るだけに留めた。帰ったらウソップにもこの話を聞かせてやろうと思う。もちろんゾロにも、長屋の子供たちにも。まだ離れて一日しかたっていないのに、なんだか妙に懐かしく感じられた。 「ナミ、平気か?」 ルフィはナミが岩に腰をおろしているそばに行って声をかけた。 「大丈夫よ。少し眠れたしね。あんたは大丈夫?ずっと歩きどおしでしょ?このままだとあんたの方がもたないわよ」 ナミが眉を顰めると、尼の一人が声をかけてきた。 「ご安心なさいまし。今夜は旅籠に泊まるはずです」 尼は革袋に水を汲んでいたのだが、ルフィとナミの返事を待たずにロビンの方に向かっていった。その言葉どおり、やがて林を抜けると、街道に出て、日暮れ方に宿場についた。粗末な旅籠だったが、一昼夜歩きとおしたからだには、薄い夜具でもありがたかった。次の晩も旅籠に泊まった。街道は長く続いている。この世界について、五回、日が昇り、沈んだ。六日目の朝、旅籠を出てからしばらくして、ロビンがいった。 「どう思う?」 「なにが?」 ルフィが聞き返すと、ロビンはにこりとして、 「今日は誰もつけてこない」 「じゃぁ、昨夜まではずっと誰かがあとをつけてきてたのか?」 「えぇ」 「おれはちっとも気づかなかった。サンジは気づいてたか?」 ルフィが振り返るとサンジが寄ってきて 「街道に出てから二日ばかりは誰かにつけられてる気が時々したがな。きのう、おとといはそんな気はしなかった。このまま街道を行くもんだとあきらめたんだと思ったが・・・」 「いえ、あきらめたのではなく、安心したのでしょう」 ロビンは首を振った。この世界の街道は、石になったり、砂になったりして細く続いている。明るい日差しのなかを、急ぎ足の旅人がいく。荷を積んだらくだも行く。砂の道は歩きにくく、馬よりもらくだの方が適しているように思えた。荷を積むのだから尚更だろう。ルフィたちを奇異の目でみていく人はいない。よほどルフィの方が奇異の目で周りをみていただろう。ルフィの世界の宿場町とはだいぶ趣きが違う。なるほど、異国に来たようだと実感した。 「このまま、次の宿場に向かって、あす山道に入るか、きょうのうちに山路にそれて、二日続けて山越えをするか。どちらがいいと思う?」 ロビンが聞くとルフィは首を振って、 「おれにわかるわけねェだろう?どうしたロビン。なにを迷ってる?」 「相手の見当がつかないから。執念深くわたしたちを見張っている以上、秘宝のことを知っているはず」 「そんなに多くはねェんだろ?知ってる奴は。300年も昔のことなんだから」 ロビンの話を鵜呑みにすれば、の話だが。 「まだ、この世界は乱世なのか?」 「たぶん。この辺りはまだそれほど乱れてはいないようだけれど」 「あの黒装束が生き返って追ってきたってわけでもないだろ?」 「あるいはそうかもしれない・・・」 ルフィは顔を顰める。 「ロビン、おれにどうしたいか聞いたな?おれはなにもかも早く終わらせたいんだ。だから一刻も早く、宝って奴を掘り出したい。以上だ」 ロビンは頷いた。
一行は街道をそれ、林の間の小道にやがて入った。鳥の声に混じって、遠くで水の音がする。つま先上がりの道をらくだはゆっくり上っていく。 「道はじき、くだりになります」 と、手綱を引いている尼が言った。道が下りになると、水音がかたまって、樹間を流れる空気も冷たくなった。足下の草がしめってルフィのわらじが滑るのだが、らくだは平気そうだ。とつぜん木の枝のあいだが輝いたかと思うと、小道は曲がって、目の前に滝があった。 「おぉーっ」 「キレイ!」 ルフィとナミが声をあげた。林を出たところは小石の河原になっていて、正面の崖から光り輝く滝が落ちていた。岩の上では水がしぶきをあげて、それが霧になった。切り立った崖の上からさしこむ日差しを受けて、霧は虹になっていた。 「・・・ゾロに見せてェなァ」 ルフィがぽつりと呟いた。ナミが横でそれを聞いて、クスリと笑った。 「ルフィ、殿様に会いたい?」 「うん」 頷いてから、ルフィは驚いたようにナミを見た。ナミはにっこり笑って、けれどなにも言わなかった。石ころ道は滝壺の淵をまわって、川沿いに続いていた。くだり勾配の石ころ道は水に濡れて滑りやすくなっている。川幅はかわらないが、両側の崖がせまって道はせまくなっていた。はげしい水音に混じって、するどい響きが起こった。 「あぶねェ!」 ルフィが口走った時には、先頭の尼の一人が飛び上がって脇差をひらめかせて飛び上がっていた。ロビンを狙った矢を切り落として、崖の上を見上げた尼の顔には傷あとがあった。左右の崖の途中に折れ曲がった木が、幾本となく生えている。それを足場に弓を手にしてこちらを見下ろしていたのは、黒装束を着た一団だった。黒装束は弓に矢をつがえて、次々に射掛けてきた。 「崖によれ!」 ルフィが声をあげる。片方の崖によると反対側の崖からは狙いやすくなるが、真上からは狙いにくい。敵の半分を封じることができる。サンジはナミをらくだから下ろすと背後にかばった。ルフィは矢をよけながら尼と一緒に崖を上った。ビビとロビンは刀をふっている。黒装束の中に、あの大男はいないようだ。これはまた別の黒装束の一味なのだろう。弓は近距離戦になれば分が悪い。黒装束は枝から枝へ逃げ惑った。尼とルフィはなんとか黒装束を撃破していく。黒装束の一人が射掛けた弓が飛んでいく方向を見定めたルフィはあわてて飛んだ。反対側からの矢を切り払っていたビビはその矢に気づいていなかった。まさに一瞬の出来事だった。矢はルフィの腹に突き刺さった。 「ルフィ!」 悲鳴が上がる。痛いよりもまず熱いと思った。腹に刺さった矢をルフィは自分で抜いた。本当は矢をつかむつもりだったのだが、うまくいかなかった。それでも失速させることには成功していたようで、それほど傷は深くない。ゾロの負ったケガに比べたらケガのうちに入らないだろう。 「ビビさま。おすわりください」 ルフィの元に駆け寄ろうとするビビをロビンが止めた。気がつけば、もう矢は降ってこない。ルフィが歩き出そうとすると、 「バカ!なに歩こうとしてんのよ!血が出てるじゃない!」 ナミが怒鳴った。 「いや、平気だ。そんな、深くねェし。いつまでもここにいるわけにはいかねぇだろ?いつまた奴らが戻ってくるとも知れねェ」 「でも!」 尚も言い募ろうとするナミを今度はサンジが止めた。 「じゃぁ、ひとまずルフィを荷台に乗せよう。で、傷の様子を看ながら進む。」 そしてサンジがルフィの腕をつかんで腰掛にすわらせた。ナミがその横を歩きながらルフィの傷を診る。 「どんな具合ですか?」 ビビが青ざめた顔でナミに聞いた。ビビもまたナミの隣を歩いている。 「確かに、そんなに深くは刺さらなかったみたい。でもきっと今夜は熱が出ると思うわ」 ナミの顔は暗い。 「確かこの先に小屋がありましたね?」 先を行くロビンが尼に話し掛けた。 「ございました。今夜はそこへ?」 「そうしましょう」
今が朝なのか、昼なのか、それとも夜なのか、判別がつかない頭で、ゾロはゆっくりと起き上がった。ゆるりと周りを見回して、今が夜だと知れる。目を開けるのも億劫だと思った。ルフィがいなくなってから六日が過ぎている。まだ六日しか経っていないのだ。なのにこのていたらくはどうだ、と思う。ケガは殆ど回復していた。あくまでゾロの基準であるが。以前のように賭場に顔を出す気も起きない。こんなことなら、無理を言ってでもついていけばよかった、とも思う。けれど、ルフィの意思を尊重させたかったのも事実だ。ルフィは待っていてもいいと言った。そして戻ると言った。ならゾロにできることは待つことだけだ。 「まだ、たった六日だ」 ゾロは呟いた。立ち上がると庭に出た。ここで初めてルフィと会った。初めて会った日、ルフィはゾロと素手で戦うと言った。その顔を見て、いっぺんで気に入った。あの素直さも、すぐに人を信じるところも、無鉄砲なところも、なのに底知れないところも。 「・・・重症だ」 ゾロは竹光を抜いて振るった。まだ本調子でないことはすぐにわかった。それはケガのせいなのか、ルフィの不在のせいなのかよくわからない。まだ出あってからそんなに日は長くないというのに、もう以前に戻れない。こうして離れてみて、ひょっとしたら失ってしまったかもしれない、と思うと、ゾロは恐怖に支配されそうになる。こうなったらもう認めるしかない。ゾロは今までなにかを怖いと思ったことなどないのだ。それが、あの、黒髪の、大きな目の、ちっともじっとしていない、子供のようなあの男を失うことをひどく恐れている。このケガだってそのせいだ。本当に勝手に体が動いた。状況なんて頭からすべて吹き飛んでいた。全てがルフィでいっぱいだった。 こんなに会いたくて仕方がないのに、ゾロはほんの少し、ルフィにまた会うのが怖いと思った。今度こそ隠せなくなるかもしれない。そう思っていた。 「・・・また無茶してねェだろうな・・・」 ぽつりと呟く。ルフィをいつでも手の届くところに置いておきたいと思うのはゾロのわがままだろう。今、こんな思いでいなくてはならないのは、すべて自分が未熟なせいだ。ゾロは深く息を吸う。次はこんな愚はおかさない。ピンと張り詰めた空気の中、竹光が唸る音がして、その数瞬後、ばさりと松の枝が落ちた。
2006.1.22up
殿様グダグダです。 なかなか話進まなくてイライラしますねぇ。 この世界のらくだはたぶん足が特殊加工されてるんです(たぶんて)。 だから悪路を行く時は馬より駱駝の方が重宝されるんですね。 走るのは馬のが速いんですけど。 速いといえば、トカゲはエリマキランナーズを想像していただけたら。
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